去年の秋に作物の残渣の処理に困惑していたところ、ネットでたい肥作りの情報を得て、残渣を一か所に積み重ねて、かき混ぜて米ぬかをまいていたら、ミミズや昆虫たちが棲みついて、いい感じの土になってきました。カボチャやズッキーニの茎など分解できてないものも混じっていますが、ふるいにかければ栽培に使えそうです。
時折、掘り返してかき混ぜて、米ぬかを撒く作業を続けています。

この3月からは、別の場所に「雑草堆肥」づくりの場所を設けました。ところどころに根強く生えているイネ科の草を地面から剥がして、一角に集積させて、もみ殻燻炭、米ぬかを撒いて積み重ねてきました。
一方で、将来的にはコンポストを設置したいと思いながら、実験的に料理の野菜くず、食べ残しなどの生ごみを混ぜ込んでみています。
3週間ほどでミミズが何匹か見受けられるようになり、腐敗臭は今のところ発生していません。

相方の家で出た生ごみは不織布の水切りネットに溜めて、手で強く絞って水分をなるべく少なくしてタッパーに入れてきています。
浦和では生ごみ処理機で乾燥させて、ホウロウの容器で保管しています。

乾燥させると素材の持つ香りのみがのこり、変な臭いはしません。
週末に信州に車で移動する際に、この”実験コンポスト”まで運ぶようになったのですが、車中で臭いが気になることもありません。

コーヒーのカスはガラスの深皿に溜めておいて、部屋の臭い消しとしながら、いっぱいになってきたら雑草堆肥づくりコーナーに混ぜています。
コーヒーかすにはカフェインやポリフェノールが含まれているので、そのまま植物に直接撒くわけにはいかないので堆肥づくりの材料の一つとして用いることにしています。

炭のように無数の穴があいており、微生物の棲み処となるということです。
今日はエリアを拡大し、周りに溝を掘りました。

溝にはもみ殻燻炭を撒いて、一辺に3か所ずつ35cmの「貫通ドライバー」で穴をあけて燻炭、炭、木の枝、枯葉を詰めて、微生物の住処を作るとともに、下の地層に空気を送り込むようにしました。
これは「地球守 高田氏による土中環境」で説明されている”グリグリ”を参考にさせていただきました。

かき混ぜる作業がしやすいように、場所を広げてみました。これから夏に向けて雑草が一気に沸くように生えてくると思います。刈り続けるにしても、草マルチにするだけではかなり余りますので、この場所に集積して堆肥、いい土づくりができればと考えています。
